[コメント] ミュート・ウィットネス(1994/英＝独＝米＝露)
“口の聞けない目撃者”と“ホラー映画の撮影現場”というシンプルな２つの設定を上手に組み合わせて観る者を翻弄する脚本の妙。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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久々の再鑑賞ですが、主演女優の溌剌と美しいご尊顔以外はほぼ忘却していました。殺された太っちょの娼婦が少なくとも姿を消している訳で、彼女の行方が争点にならないなど、プロットに不備のあったことも確かと思います。でもあまり細かい点を気にしてたら映画を楽しめませんものね。この殺害場面を目撃し、悲鳴を上げたいのに声が出ず、大粒の涙をポロポロ流すビリー（マリナ・ズディナ）にグッと心をつかまれました。美人は得、という作品ではあります。
テロ集団が人質の殺害映像をネットで公開する今の時代、スナッフ・ビデオの闇ビジネスなんてのはもはや成り立たないのだろうなあ、などと思いながら観ました。世の中、良くなったと言えるのか悪くなったのか・・・。
80／100(15/05/04記)
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