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[コメント] キングピン ストライクへの道(1996/米)

アーミッシュは見てないかもしれんがボウリング趣味の奴は見てるんだよ、ファレリー兄弟
torinoshield

う〜ん、まあコメディーだからなあ、笑えるしまあいいか、と思ったがやっぱり書いておこう。俺自身に収まりがつかないので。

日本で言う「一昔前の卓球」のイメージなんだろうか。たしかにオタクに限りなく近いスポーツではあるが。どちらにせよボウリングとアーミッシュってやっぱり?って感じなんだろうな。

アーミッシュは詳しくないのでボウリングに話を絞る。まず主役と敵役、アーミッシュの兄さんのフォームの悪さは気になる。この映画を見て自信を付けたかどうかはわからないが『バッファロー'66』のビンセント・ギャロの方が数段上だ。トーナメントにチラと出てきたサウスポーの選手(パーカー・ボーン III)なんかは凄いボウラーなんで上手くなりたい人は他にピート・ウェバーを参考にしよう。(極論です、絶対真似できません)

あと大会中の映像でブルックリン・ストライク(右投げで言う1,2番ピンに当てた裏ストライク)が映っていたんだが本来あれは恥ずかしいストライクなのでガッツポーズは相手にかなり失礼だ。大会と名の付くものに参加したらはしゃいではいけない。むしろ相手に謝るくらいなんだが。あと、隣のレーンのボウラーと同時投げは厳禁だが実は公式では2レーン隣といっしょでもダメ。他に投げる前、投げる時に喋るのは冗談にならないのでやめて下さい。

映画化するのも悪くはないがもっとその競技自体の常識を調べて欲しい、とは思うよ。だってねえ、例えたら野球で「ピッチャーがヘルメットをかぶっている」とかテニスの「サーブの時携帯電話を鳴らして邪魔をする」くらい変なんですけど。で、それをギャグとしているわけでもないよねえ、まさか。

追記・マンソンのフォームは顔が見えていないシーンはプロです。弾道が違う(フック・ボール)。

(評価:★3)

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