[コメント] バージニア・ウルフなんかこわくない(1966/米)
有効、効果、一本。とにかく言葉で勝負。その基本は繰り返しでしょうか。繰り返す音の響きが妄想+創造を加速させる。閉所恐怖(claustrophobia)にみせかけた、閉所愛好(claustrophilia)。
こういう、居心地の悪い会話を楽しむことを、社会心理学の用語で「ゲーム」というそうだ。まさに、ゲームと FUN の夜は更けていく。
以下余談: これによく似た構造のTV映画をみたことがあります。
マイク・リー監督の、「Abigail's Party」(IMDb で確認可能)。ここでも、一組のカップルと隣人がある夫妻の招待を受けて夫妻の家にやってくるけど、夫妻はチクチク口喧嘩。会話はいつのまにかディープな方向にむかい……、というもの。舞台は居間のみで、一切移動なし。これも閉所恐怖・閉所愛好型かと思います。イギリス国内だと、どのレンタル・ビデオ屋にもおいてあるようなスタンダード。機会があったら、ゼヒどうぞ。
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