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[コメント] 第七の封印(1956/スウェーデン)

ニコちゃん大王(Dr.スランプ)だもの(←相田みつを風に)
ボイス母

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







信じられねー!死神がニコちゃん大王だし(今で言えばコリーナ主審?) 律儀に主人公の後をストーカーしてついてくるし、チェスだって!!うひゃひゃ。

「死神が居るなら神様だって居るはず」そだそだ! 「神様が居るなら悪魔だって居るはず」だぁし、 「吸血鬼が居るなら吸血鬼退治屋が居るはず」だし、「林家ペーがいるならパー子だって居るはず」だあーっ!

そんな西洋人のキリスト教的二元主義を味わった90分でした。 ワシは日本人だから、ど〜もその「悪と善」「白と黒」みたいな二元論が飲み込めんのよ。 ココで死神が出てくるんなら、神様も出せや、ゴラァ!!となってしまう。 でも、出てこないってトコロに北欧人(ベルイマン自身の?)の現世への諦めみたいな気持ちを感じてしまう。

どうせ死する運命なのだから、この永遠に輝く美しい夏の午後を胸に止めてタダ今は、歌え、踊れ、愛せ。 (そういえば『永遠と一日』も美しいある夏の午後が物語の重要なモチーフであった。ヨーロッパ人にとって夏という季節は「マサニ人生の華」なんだろうな)

(評価:★3)

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