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[コメント] ピンク・パンサー 5 クルーゾーは二度死ぬ(1983/米)

自分の価値が下がるのを恐れて、当然のごとく脚本段階で出演を拒否したピーターセラーズの勝ち。あの世でも勝ってしまえる構図が描写された映画は、ピータセラーズの偉大な存在感を延々と物語っている。
ジャイアント白田

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







ここまでいくと、いくら出演者が豪華だとか喧伝しても辛いものがある。笑いは知的に、そして後追いや模倣ではないオリジナリティを模索しなければトンデモない深さの海溝に陥る典型がここにある。

また、ピータセラーズを追悼するに必要な映画はこれではない。クルーゾー警部を超えるキャラクターが登場する、さらに、内容もピータセラーズが思わず「その手があったか!」と思いっきり悔しがるほどではなくては追悼にも感謝を示す映画にはならない。

言い切ってしまうが、共に撮影して演技していてそれさえも分からない不幸で、お気楽な連中の小遣い稼ぎの映画だ。

2003/1/31

(評価:★2)

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