[コメント] ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000/英=独=米=オランダ=デンマーク)
映画を見終った人むけのレビューです。
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ドグマ系の手持ちカメラ。『ミフネ』はまだ我慢できたが、『ひかりのまち』とこれは結構きつい。また、ワイドショーっぽいカメラワークや意味不明のカットなど、ロビー・ミュラー、何やってんだ。もっとちゃんとやってくれ。 でも、人の周りをグワーッと一周する長回し(と言うのか?)のシーンの撮影は納得した。あそこはうまいと思った。
撮影に少し疑問を感じたものの(ミュージカルのシーンの撮り方は素晴らしかった。新しかった。)、ビョークには圧倒させられずにはいられない。カトリーヌ・ドヌーブもすばらしかった。ジャン・マルク・バールが出てきたときは「おっ」とか言っちゃった。
↓ここからネタバレ
いい映画ではあったがこのストーリーには賛成できない。「見るほど美しいものはある?」という台詞にハッとした。最後のシーンは予測できてはいたが、衝撃を受けた。「早くカーテンを閉めてくれ」と思った。ビョークの歌声はやはり凄い。最後に題名の意味がわかった。
それにしてもラース・フォン・トリアーはドグマの反動でこういう映画を撮ってしまったのだろうか。セルマが殺人をし、捕まり、裁かれるという躍動的なストーリーが必要だったのだろうか?なんだか腑に落ちない。ハッピーエンドじゃ普通すぎるのは分かるが、このストーリーはどうだろうな。でもビョークがよかったから。まあね。
こういう圧倒的な悪人が出てくる世界は少し苦手(だからディズニーもちょっと苦手)。だって、全部あいつのせいじゃん。
もう。
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