母親が急死した男所帯にやって来た家政婦の女性に特別な感情を抱く少年のエロティックドラマ。

男所帯にやってくる家政婦の女性、アンジェラをラウラ・アントネッリが好演。艶っぽさを醸し出しながらも、清楚で気立ての良い女性を等身大に演じており、少年が主人公に感情を抱く説得力がある。ニノ役のアレッサンドロ・モモもはまり役。

ストーリーそのものは、家政婦としてやってきた主人公に家の男たちが現を抜かすという他愛もないものなのだが、アンジェラに求婚する父親に嫉妬するも、アンジェラに素直に自分の思いを伝えられず、彼女にちょっかいを出すニノの姿がムードがあり、最後にアンジェラと関係を結んでしまうまでを楽しんで見れた。

エロティックな作品ではあるが、人物描写には説得力があり、不思議と嫌らしさをそれほど感じずに見れる作品だった。