[コメント] X(1996/日)
90年代の社会的閉塞間と自虐的破壊衝動がよく顕れていて評価できる。
…と思うケド。
徹底した目的行動と因果の逆転や、行為の表裏の配置。曼陀羅的な対立関係が理性的に見て綺麗だ。
このような作品を創りえる八方美人な心理状態に陥ってしまえば、これこそがハッピーエンドなんだろうか…とも思える。
不可解さも含め、一度体験すべき作品では?
配置された各要素があまり個人的には響かなくて、楽しめる作品ではなかったのだけれども‥、それ故に疑似体験の実害も少ない。
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