[コメント] クリミナル・ラヴァーズ(1999/日=仏)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
「愛と性と殺人」について私なりの解釈
サイード: かなりのナルシストで自信過剰、仲間とアリスを強姦しときながらも、アリスに付きまとう、無神経極まりない男で殺されても同情の余地なし。アリスに愛があったとは到底おもえない、仲間と強姦という行為が、アリスに対する彼なりの愛情表現とも思えない、1人でレイプならまだしも...。
アリス: 奔放な高校生、チョットおませで大人っぽい(女優が明らかに年齢が上だからかな?)、リュックをそそのかし、サイードを殺害させるのね。ただ、彼氏であるリュックに殺人させて、一緒に逃避行(リュックは、おそらくアットホームな家庭)というのは、自分勝手で短絡的すぎるんじゃあ?、森へ逃げる道中でも、リュックをまるでダメ男扱い、地下に監禁されたあとはリュックに協力的になり、脱出後は、完全ラブラブになります。殺すほど恨んでいた、サイードには、アラブ系の魅力か、レイプ願望でもあったのか、定かではないです。
リュック: 素朴なごく普通の青年、アリスとは恋人。サイードにイジメを受けようが、彼をずっと見てる、陰ながら。監禁された時、最初1人で逃げようとした。ウサギを結局食べたのね。森のおっちゃんに、段々体を許すようになる。ラストでは、おっちゃんを救おうとした。
森のおっちゃん: 森に住んでるということは、かなり生命力に溢れてる。若い男の肉体が恋しいみたい。リュックに脱出された後の、脱力した姿が切なかったよ。
結論
サイード: 「愛」=サイード本人 「性」=アリス 「殺人」=無
アリス: 「愛」=アリス本人 「性」=サイード→リュック 「殺人」=衝動→恐怖
リュック: 「愛」=サイード→アリス→森のおっちゃん 「性」=森のおっちゃん→アリス 「殺人」=恐怖→快楽→絶望
森のおっちゃん: 「愛」=無→リュック 「性」=サイードの死体とリュック 「殺人」=無(経験者の可能性)
すいません、後半はグダグダになってしまいました。でも、ナンセンスなギャグやブラックユーモアが特徴のフランソワ・オゾンの作品では、なかなか深く考えるのは難しいのかも。
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