[コメント] リフ・ラフ(1990/英)
あっけない最後が印象的。一見何気ないが、実に繊細な恋愛映画。ヒロインもかわいい。
放火で終わる最後は、一見あっけない。大きな山場が最後にあるわけではない。だがこの最後は鮮烈だ。
ローチの映画は、けっして感情移入が激しくないが、この映画はとりわけクールな印象を残す。物語の中心にたつカップルはどこにでもいそうなありふれたカップルである。だが不思議に共感を感じた。
社会的映画といってもローチの場合、映画的表現が凝縮されてあらわれる。そういった瞬間がかならずある。リフ・ラフもまたそういったシーンにあふれた素晴らしい恋愛映画だ。最後のシーンにとくにそれを感じた。
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