[コメント] リップスティック(1976/米)
軽快かつお洒落(しかもスローな曲はまるでフランス映画)なミシェル・ポルナレフの音楽と、マーゴ・ヘミングウェイのポッフな広告群が当時の最先端の風俗を醸す。ブチキレ女の暴挙が、一瞬にして快挙となるバイオレンスの昇華は圧巻であった。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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告訴を尻込みするクリス(マーゴ・ヘミングウェイ)に女検事(アン・バンクロフト)が、「あなたは、自分や犯人のために証言台に立つのではなく、州民のために証言するのよ」と説得すのには目から鱗が落ちる思いがした。
「法律」は犯人を罰するためにあるのではなく、州の人々を守るためにあるのだというこの考え方がいかにもアメリカ的で関心した覚えがある。そうか、だから最後にクリスは「Not guilty」なのかと、その論理的な展開にも納得してしまったのでした。
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