この映画のように死（あるいは死の直前）を覚えている状態でクローンが出来るのならば、人類の最大の謎である死というものに明確な答えが出るのではないでしょうか？もしそうならばクローン人間というものが人間の未来を、まあ禁断の扉ではあるのかもしれませんが、大きく切り開いてくれるのかもしれません｡そう考えるとクローン人間というのもあながち悪くないのかも？と思ってしまいました｡

こう考えていてふと思ったことは、「いや、やはりクローン人間は良くない」と思っている自分がいるのは確かなのですが、それはこの映画を見る前からの自分であり、この映画ではストーリー的にはクローン人間はダメだという描き方をしているのですが、自分は逆に、この映画を見てクローン人間というものに対して肯定的な考え方を持ち始めてしまっているということです｡この映画を製作した人の真意はわかりませんが、もしこうした効果を狙って作ったのだとすると…。うわぁ〜、おそろしい！こういうのを洗脳っていうのかもしれません。僕を含めたあなた、あなたも洗脳されてはいませんか？