原作と比較されてしまうのは原作付きの映画として仕方のないことだが、原作を越えた作品や原作通りの作品なんて方が数が少ないというのはわかってる人が多いだろうに、何故こうまで原作と比較されてしまうのだろう。

R指定をしているということで、分別のついた大人向け（高校生以上向けか）の暴力映画なんだから、暴力シーンについてどうこう言うのもナンセンス。

私自身、せめて映画だけは深く重いテーマなんぞを語って欲しくない者にとっては、ちょうど良いあんばいの作品。

たぶん、これ見て批判したりやいのやいの一番言いそうなのは斜に構えた中学生のような気がする。

「誰を信じたら良いのかわからない」「誰も信じられない」というネタは『遊星からの物体X』『SFボディスナッチャー』などを思い出してしまうが、今回は自殺はあるわ心中はあるわでバラエティに富んでいること。

まぁ、良くできてますよ。アメリカに輸出してもいいんじゃない？