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[コメント] レッド・プラネット(2000/豪=米)

宇宙物はド派手か超地味〜なものを作るしかないという鉄則を打ち破った画期的作品…
torinoshield

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







かも

密室ピンチ物をメインに置いた映画にケチつけるのもなんだか、と思ったがあえて言いたい。

さて、人類の目的が100年以内の火星への移住だとすると、もっと作り方があったはずだ。火星の大きさを考えると星全体に大気を充満させるのには何百年かかるかわかったものではないはず。

具体的な案としては

1.火星に自給自足型ドーム*1 を点在させその中で地球型の環境を作り上げる。

2.環境が安定したらその範囲を少しずつ広げていく*2、もしくはドームを増やしていく

3.と、同時に動植物を火星に送る

4.最後に人類用ドームを隣り合わせに作っていく(動植物ドームとの比は10:1ぐらいで)

5.それと100年後なら地球上の人口抑制も絶対条件。火星に連れて行く人類は せいぜい1000人ぐらいにしたいところだ。

とかそういう別の発想も元に必要なのではないだろうか?

つまりこの映画を作った人達の未来予測で不明確と思えるのは「50年後の(今と変わらぬ予算の無い)NASA」が考えそうな事業だということだ。もし想定するなら「予算のたっぷりあるNASA、もしくは大企業」が考える火星移住ではなかっただろうか。

(予算が無いスタッフにそれは無茶な注文だろうか?)

*1 火星の重力が0.4G、気圧が1/100だったはずだから内部の気圧さえ上げてやれば勝手に膨らむだろう、と推測。 *2 ドーム拡張は外部というより内部、つまり地下になりそうだ。その方が 簡単そう。

(評価:★2)

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