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[コメント] ミステリー・メン(1999/米)

ハリウッドのコメディと、ひとくちに言ってもピンキリである。本作はウィットや小粋さとは無縁の"しょーもなコメディ"である。さえらに"しょーもなコメディ"の中でも陰と陽がある。思い切りオタクやビョーキなキャラ、オンパレードの本作は勿論、ヒットとか無視の思い切り陰なコメディ。スティラー筆頭に不必要にスターキャストが嬉しい。
TOBBY

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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ギャラファロが浮いてる意外は、役者陣は、そこそこ健闘。なんといっても爆笑なのは我こそはヒーローである!と続々とやってくる危険なピープルのオーディション・シーン。こーゆーシーンで、しつこいぐらい無意味にとことんボケるアメリカの偉大さが大好き。そしてリアル…。自称透明人間のアフリカンアメリカンの少年とか痛さ全快で素晴らしいYO!。

ただ根本的に、要所要所でギャグは冴えても全体的なクォリティは、いくら"しょーもなコメディ"と、大目に見ても微妙なので★3つ止まり。

なぜトム・ウェイツが、本作に出演承諾をしたのか気にはなるが、名優ジェフリー・ラッシュの出演も正直サプライズ。まぁしっかり怪演してくれてるけど。…。

結局、最初から、ふわっとした脚本で危なげに突き進むけれど最終的に「魂の宿ったボーリングの球」…がすべてを制すって言う放り投げた落ちが凄い。見事予想を裏切ってくれてナイス。良い意味で救いが無く、国民性だと思うけれどアメリカ人って、つくづくアホで羨ましい。日本だとつまんない理由で辻褄あわせそうだし。つーか、こんな作品は企画で跳ねられると思うけどぬ。物語と無関係にアメリカ文化を感じられる作品でもある。

(評価:★3)

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