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[コメント] TATARI(1999/米)

「 ///// 」の仕業。
1/2(Nibunnnoiti

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







主催者がアトラクションのアイディア者で 冒頭にエレベーターの仕掛けを見せることによって、 館での出来事が実は全て主催者の仕業なのじゃないか? と推理好きの観客に思わせる。

その主催者の用意したアイテムと仕掛け。

飽きる前に進むテンポの良い展開。

何かのアクシデントが有っても 主催者の男とその妻はお互いに「あなたの仕業」と思っている。

主催者の男の心理状態は映画を見ている観客に分かる様になってるけど、 妻の心理描写が無いので「妻の仕掛け」か「幽霊(タタリ)の仕業」か 見ている者には分からない様な設定になっている。 それに誰が主催者(or妻)と手を組んで芝居をしている仲間なのかも分からない。

普通の「タタリ」だけの内容では無く。 「ゲーム」なのか「祟り」なのか?分からない設定。 その仕掛けの中に住む幽霊。この微妙な関係が好き。

メリッサが居なくなった所に霊が移った所からの急展開。幽霊が居る。 と見せかけて、の、医者の計画。

・・・・・と、この辺までは、良かったが 後は、やっぱり祟りが主になり、サスペンス系の展開から、 追いかけ系の展開に・・・・・まぁ、そうやって終るしか、残念ながらこの展開 だと収まりが付かないのはしょうが無いのかも知れませんが・・・。

それにしても、主催者が何故、100万ドルをも提示して「この館に夜明けまで居ろ」と言ったのか 結局最後まで説明が無かったんじゃないかな?

[1] 「館のタタリの連続殺人に見せかけて、実は妻を殺したかった (みんな殺して結局100万ドルは渡さなくて良い)」なのか

[2] 「オレの仕掛けたアトラクションによって、みんなが「もう100万ドルなんかいらないからこの館から出してくれ〜〜」と言わせる自信が有った」とか

[3] 「アトラクションという決められた恐怖感よりもリアルな恐怖感の顔を観察してみたかった」とか

[4] 「本当にタタリというものが有るかどうか調べてみたかった」や

[5] 「暇つぶし」とかなんでも良いから示して欲しかった。

私の第一希望は [1] なんだけど、どうもそうでは無いみたいだし・・・。[2] っぽいかな? (え?説明が無くてもそれぐらい読み取れって?)

足し算、引き算、で点数は出せませんが、 それまでの展開が「4」。後半が「2」で = 「3」点でした。

 ↑ 計算出しとるがな!

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)死ぬまでシネマ[*]

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