瀕死の長老の元へ偶然通りかかったカルマ。これって神が定めた運命なのか、それとも神が予期しなかった奇跡なのか。占いや神の言葉を信じないで先に出かけたカルマが無事だったのは運命なのか奇跡なのか。４日も後に出発をしたけど占いや神の言葉を信じて行動して追いついた長老たちの努力は運命なのか奇跡なのか。考え方一つで意味が違ってくる。

この映画では神は絶対的な存在だから、すべてが神によって定められた運命ということになる。その考え方は理解できるし、否定もしない。

だけどこの世には運命だけではないものがあるって信じたい。人が助け合うことや努力することで得たものはやっぱり人の力だから。

雄大な景色の中で哲学チックなことを考えるべき映画だと思いました。