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[コメント] ざくろの色(1968/露)

馬の輪乗りや、馬にダンスをするような速歩(はやあし)で画面を通過させるカット等、馬好きがうかがえる。動物は他にも、ロバ、山羊、羊、雌ライオン?クジャクなんかが登場する。
ゑぎ

 主人公(男子)の幼少期は眉毛が特徴的。青年期になると、とても綺麗、女子みたいだ。宣材写真は女性だと思っていた。

 画面造型は、フルショットかロングショットのフィクス主体。バストショットも少しはあるが、紙芝居というか、額縁ショー(ヌードショー的意味合いの言葉遣いとは異なる)みたいだ。ただし、ジャンプカットは多いし、音楽のフェードアウトも使われる。実はパラジャーノフが、ゴダールに影響されているのではないのだろうか。絵画的な美しさで面白く見られるが、映画としての刺激ということでは、私には物足りなかった。

 後半のフラシュバック(?)で登場する、幼少期の詩人の宙づりカットが一番驚かされた。このカットはオモロイ。

(評価:★3)

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