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[コメント] ベンヤメンタ学院(1995/日=英=独)

従順な執事(召使い)をつくる学校というのは、SMチックで何と魅力的な舞台設定であることか。
KEI

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







大胆に断じてみれば、この学校を世の中とみなすことが出来るだろう。規則・規律に従うことで成り立っているという点が同じだ。

その中で校長は王だ。そして反抗する人間が現れた時、王は今迄何事も1人で決めて来た自分の立場に疑問を持ち・・・友を求める。

妹の女教師は、秩序の反復の毎日に疑問を持ち・・・生の歓喜を求める。

上記2人の疑問を持つところ迄は納得できるが、その後の展開は何故そうなるのかがよく分からない。説得力がないように思う。もっともラストの独白、「世の中は思いもつかないことが起きるものだ」というのは大いに共感はするのだが。

ともあれ、従順な執事(召使い)をつくる学校というのは、SMチックで何と魅力的な舞台設定であることか。

(評価:★4)

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