[コメント] キャスト・アウェイ(2000/米)
僕には耐えられない。体と心の痛みが伝わってきて、見ててつらかった。登場する場面は当然限られるが、ヘレン・ハントをますます好きになった。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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4年を越す歳月を無人島で暮らすことになるが、本当に孤独になると、ああいうことになるのだろうか?バレーボールが唯一の友人であり、心の支えはハントからもらった懐中時計の中で微笑む彼女の写真。それだけが生きる希望であり、決死の覚悟で脱出に成功する。しかし、状況が状況だけに誰一人も彼が生きていたとは思っていなかった。ハントも彼が死んだことを周囲から諭され、心の傷を時と共に癒し結婚し子供もいる生活をおくっていた。何とも救いようがない現実に2人ともどうすることもできない。張り裂けるような胸の痛みが伝わってきて、悲しかった。 もちろん、こういう状況で奇跡的に生還したら、こうなるだろうとは思うがあまりに残酷すぎて見るのもつらかった。勝手な思いで申し訳ないが、ハッピーエンド派の私には受け入れられない。ラストに少し救いはあるのだが、なくしたものが大きすぎて心に響かなかった。
私が最近特に好きな女優がこのヘレン・ハント。あのスーッと伸びた鼻筋に笑うと目じりに小さな皺のできる優しくて涼しげな目。一般に評価される美人とは違うのかも知れないが女性の美しさを表現できる女優さんだと思う。『ペイ・フォワード』、『ハート・オブ・ウーマン』の彼女も魅力的な女性。どうも、スクリーンに彼女が出ているだけで嬉しくなる。この映画の中の彼女もやはり魅力的で、彼と再会して戸惑う別れのシーンも切なかった。
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