[コメント] 気のいい女たち(1960/仏=伊)
しかしそれにしても、本作もアンリ・ドカエを楽しむ映画であり、当時のパリの夜を映して本作以上の画面を有する映画はもしかしたら無い、つまり、これが初期ヌーベルバーグの最高作かも知れない、という感慨を覚えます。
まあ、ワタクシ的にはベルナデット・ラフォンに目が行って仕方がない訳ですが、しかし敢えて主人公を一人選ぶとしたら、ジャクリーヌを演じるクロティルド・ジョアノーということになるのでしょう。このジャクリーヌのシーンだけ時間の演出が違っているし、本作のサスペンスを支えるのは彼女のシーンの時間の演出ですね。でも勿論、ステファーヌ・オードラン(後のクロード・シャブロル夫人)にもとびっきりの見せ場があり、見せ場の大きさでは彼女が一番かも知れません。
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