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[コメント] 百万長者と結婚する方法(1953/米)

一番画面に出ているのが主人公と思われない!これこそがマリリン=モンローという存在感なのでしょう。
甘崎庵

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 FOXによるシネマスコープ第2弾作品(第1作は『聖衣』)。その大画面を用いて展開されるロマンス・コメディ。40年代のセックス・シンボルのベティ=グレイブルと50年代のセックス・シンボルマリリン=モンローの共演が話題となり、1953年全米興行成績も4位と健闘している。

 尤も私が観たのはテレビでだから、その迫力は今ひとつ分からなかったのが問題だが…なんでオープニングに長々とオーケストラ演奏なんか入るんだろう?程度の認識。

 本作は専らセックス・シンボルとしてのマリリン=モンローの事ばかり言われているけど、主人公はバコールでモンローとグレイブルの二人の話はやや端折られ気味。でも、モンローの使い方はこれが実は一番正しいのかも知れない。だってモンローは華がありすぎるくせに演技が下手だから(済みません)、画面に登場した途端、全ての注目が彼女に集中してしまう。良い意味でも悪い意味でも、希有なキャラクターであったことは間違いがない。

 物語そのものは本当にベタベタなんだけど、キャラクターで見せる作品だね。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)りかちゅ[*] らーふる当番[*]

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