[コメント] セリ・ノワール(1979/仏)
狡猾とバカ、自信過剰と自己嫌悪、上品と下劣、優しさと冷酷、喜劇と悲劇、愛情と憎しみ、幸福と不幸、などなどなど。が、こんなに見事に解け合ってひとつになってる映画が存在するなんて!これは何かに似ているぞ、と思ったら人生だった(苦笑)。幻にして切実な刹那が、さわれるほどリアルにここにある。でも・・
ビンセント・ギャロは『バッファロー'66』観る前に、ぜったいこれ観ていると思う。つーか、『アリゾナ・ドリーム』の演技も、このパトリック・ドヴェールを観ているとしか思えないぞ。まあ、それでもV・ギャロは好きだけど、パトリック・ドヴェールが生きていたら、ちょっと自体は違っていたかもね。
注意 『セリ・ノワール』は、リュック・ベッスン・セレクションになっているけど、おおかたのベッスン作品とちがって、しっかり「映画」ですので、観て損はないと思います。 私はリュック・ベッソンを信用してないけど、これを観て、彼のセレクション・シリーズは観てもいいかな、と思いなおしたもんね。
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