[コメント] 侠女(1971/香港)
見事な映画の、活劇のノリ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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第一集のラストの竹林のシーンがやっぱり圧巻。竹林の中の光の演出は、成瀬巳喜男の『歌行燈』の松林を想起させるくらいだし(ちょっと光の具合は違うけど)、中空を飛び回る剣戟も凄いのだが、なんと言っても、このシーンの視線の演出には息を呑む。「よ、まってました!」と心の中で声をかけること必至。お見事。
ただし、第二集の最後でお坊さんに焦点があてられすぎて、変に観念的になってしまっている。第一集で既に登場するこのお坊さんは確かに最も魅力的なキャラクターなのだが、ここでの突出した描き方は少々首をかしげざるを得ない。
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