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[コメント] 偶然の恋人(2000/米)

彼女と関わるべきではなかったのだ。
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**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







アディを幸せにするのがバディでなければならない、という必然性がない。彼がアディに近付いたのは、本当に弱いのは自分であって、助けが欲しかったからだ。アル中にまでなってしまったのだから、彼女を幸せにする自信などなかったはずだ。アディは亡夫の代替を求めるべきではなかったのに、唯一の代替となる可能性を持つバディが接近したことは、痛いというしかない。

エルンスト・ルビッチが作った『私の殺した男』という映画がある。本作とかなり似通っている。これは戦場で自分が殺した男の家族の元へと行った男の話だ。主人公は素性を明かせず、家族からは厚遇される。その先は・・・。今から70年以上も前の作品で、地味で、有名な俳優も出ていなかった。その面に耐えられることができるなら、お勧めである。

(評価:★3)

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