[コメント] デリカテッセン(1991/仏)
ボクにとって一番特別な作品。この映画の代わるモノは今のところありません。
当時、「梅田コマシルバー」というほんとにちっちゃい劇場で観たのですが、木造で昔の小学校のような雰囲気がこの映画の為にあるような感じで凄く印象に残ってます。映画館自体がそれほど暗くなかったせいかビデオで観る時と比べて画面の暗さもそれ程気にならなかったのもよかった点だと思う。
カニバリズムなのに血を一滴も見せないため、むしろ映像の綺麗さの方が目に付くのもいい。
今は亡きカルロス・ダレッシオさんによるワールドミュージック的な音楽、ミュージカル・ソー、サーカス的な要素、シャボン玉、ブラックユーモア、地底人、肉食vs菜食、実は近未来SF、音の使い方、ダリウス・コンジさんによる水の映像、3つ又ナイフなどの小道具…すべての要素がボクのつぼを押さえている。
確かにうまくまとまり過ぎている感じはするけど、そういうことではなくこの映画がもつ方向性にものすごくシンパシーを感じます。
#同じ劇場でもう一度観たいですけど、もう取り壊されちゃっているから無理なのが悲しい。
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