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[コメント] ゴーリキー・パーク(1983/米)

寒すぎるソ連の景色と官僚体制の下、ホットに展開するB級半な面白さ(?)。盛り沢山で焦点ボケたが、クロテンの体毛が黒じゃないことは良くわかりました。
ざいあす

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







定番になっている、ソ連官僚体制下での陰謀と裏切りだが、それにお約束の恋愛が絡んで、さらに殺された弟の復讐にヤンキーの刑事(あれ?弟はロシア人では?)まで登場して忙しくなっちゃった。

よって人間ドラマは希薄で、命懸けでも亡命したいという裏付けや上級官僚のうまみと腐敗ぶりなどがイマイチ伝わらない。

リー・マービンの相変わらずのクールぶりが画面を引き締めているのが救い。片やブライアン・デネヒーもおいしいキャラで登場したものの、最後は内蔵抜かれる死体で有終の美を飾る・・。(ウィリアム・ハートと共にカッコ良く事件を解決すればスンナリB級映画に収まったのだが、死にざまもかなりB級)

高価な毛皮になるらしい希少動物・クロテンが事件のカギだが、イマイチ貴重さが良くわからん。こいつのために顔を削がれた死体が出るなんて。日本ならさしずめ近海マグロのような位置付けか?

(評価:★3)

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