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[コメント] ダーティ・メリー クレイジー・ラリー(1974/米)

メリーの印象だけの映画。
chokobo

ニューシネマに執着していたわけでもあるまいがピーター・フォンダの出演作はこの頃いずれも突っ走るものばかりで、この映画もその一部。

”走る”という行為に’70年代前半のアメリカ合衆国が象徴的に表現されている。この疾走感だけがアメリカのニューシネマであり、音楽でいえばフラワームーブメントということであろう。

怠惰な生活に反して戦争という影、そして無意味に歌い走るという行為が時代を象徴している。

お姉さんのジェーン・フォンダも別の形で戦争に反対する活動を行っていたが、あれから30年近く経過してみるると、この姉弟はまるで同じ方向に向かっていることに気づく。手法や形は異なるが、戦争を媒体にして(ベースにして)表現していることに気づく。

(評価:★3)

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