[コメント] 恐竜100万年(1966/英=米)
私的な話しですが、この映画が劇場で見た映画の原体験第一号です。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
ラクウェル・ウェルチのあのナイスボディーが忘れられません。地肌と衣装が似たような衣装だったりして・・・。特撮映画なんですが、マジで興奮。
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先日この映画をあらためてみたのですが、少年の頃に見たこの映画に対する感じ方と、今となって見るこの映画の本質の違いを認識しました。
この映画は恐竜を描いているのではなくて、実は原始社会の存在を示しているという点において、非常に画期的な映画だと思うんですね。
最初に出てくる、最も原始的な集団は全く集団としての機能を持ち合わせておらず、弱肉強食ですね。同じ仲間でも、その瞬間の気分で連鎖します。あくまでもその集団のボスは力だけ。そこに理屈などありません。
しかし、その集団を離脱した男がたどり着いた別の集落は、狩猟のほか、集団としての組織を構築していて、男性と女性、そして子供の役割が作られていますね。
こうした一連の歴史的想像が、人類と経済の発展に結びついてゆくところの表現が実にシンプルでわかりやすく、単純な恐竜映画ではないことを示しています。
2009/8/22
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