[コメント] 恐竜100万年(1966/英=米)
デカいはいい。
★3・5
キョウニュウ100万年。不滅です。この映画の根本にある精神は「デカいことはよいことだ」。実にアメリカンな映画である。
「監督、恐竜だけじゃちょっとインパクトに欠けませんかね」「じゃあデカい蜥蜴でも出しておくか」「まだ物足りないなあ」「じゃあ海亀もデカくするかな」「う〜ん、あと一息」「困ったなあ、ではオッパイもデカくしてみようか」なんて会話の基にこの映画は作られていたのだろう。
*そういえば日本のグラビアアイドルその他のバストはまだ自然な領域に保たれているけど、アメリカのプレイガールその他のバストは不自然だよなあ〜。 デカければ万事OK。それがアメリカン。些細な不自然さは気にしないのだ。
*重箱の隅を突付くように誉めてみる。おもいっきり副産物ではあるが、セリフに頼らない語り口は映画/映像表現として見事である。それにロケ地(カナリア諸島)ももっともらしい。この映画の文脈にあると本物の原始時代の映像に見えてくる。きっと映像だけを切り離してみたらそこまで変わった代物でもないだろうに。統一性があるってことか。
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