ラストが、それが狙いなんだろうけど、あまりにバカ過ぎで失速。確かにハリウッドメジャー的な展開とは一線を画してはいる訳だけど・・・「「たかが映画」と言ってごらん」と両親に呼びかけられ、叫び苦しむセシル・Bの姿が良かっただけに勿体無い。ちゃんと編集をやり、上映まで見届けてこそ監督でしょう。別にそれを描いて欲しい訳じゃないけど、撮影を終えるなりヤりだした挙句、「俺には大志（ビジョン）がある」と言いながら焼身自殺するセシル・Bからは何も感じられなかった。

名ゼリフのオンパレードだし、結構愛着ある映画なんだが、何か損している気がしてならない。進んでしている損なのかもしれないが・・・。