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[コメント] ネバーエンディング・ストーリー第2章(1990/米=独)

80年代ドイツと90年代アメリカの、それぞれの父親像。
ダリア

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







ドイツで制作された84年公開の初作では、立派な口髭をたくわえて朝からビシッとスーツを着た威厳のある父親が登場し、気弱なバスチアンに厳しく接していた。

一方、90年制作のアメリカ映画の今作での父親は、チェックシャツにブルゾンとラフな格好で若々しいイマドキのパパ。そしてバスチアンを厳しく叱る場面もない。その後は物語中に何度か登場し重要な人物としてストーリーに関わり、そして最後は抱きしめて「アイラブユー」。

実際は初作から第二章が作られるまでほんの6年程度しか経っていないのだが、時代と国によって父親像がこんなにも変化するものなんだなと感じた。

(評価:★3)

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