[コメント] 15ミニッツ(2001/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
●映画の途中から雰囲気ガラリと変わってしまう。ロバート・デ・ニーロが書き直させたんじゃないか…と 最後まで見ると勘ぐりたくなる。とにかく雑な出来で唖然としてしまった。 デ・ニーロともう1人の主役のエドワード・バーンズの各々のロマンス(もどき)やら、 エドワード・バーンズが公園で強盗男を木に手錠で括りつけたままにしておいたエピソードだとか、 伏線にもならないことがダラダラ取り入れられている。 それから、エドワード・バーンズ…この映画ではかなりのデクノボウ。
●恋愛だとか何だとか、いろいろ絡めて主役2人の描写をしようとしたのだが、焦点がずれている。 デ・ニーロが恋人にプロポーズしようとしているところに、彼女(バリバリのキャリアウーマンなのだ・笑)に 仕事の電話が。しかも彼女にとっては大きなプロモートになるチャンス。 デ・ニーロはプロポーズをせずに、彼女を仕事に送りだす… こんなくだり、安すぎ。陳腐。
●犯人役の2人は、1人がポーランド俳優カール・ローデンで、もう1人がロシア出身の役者オレッグ・タク タロフ。2人のポーランド語とロシア語で言い合うシーンは結構面白かった。特にポーランド出身の俳優は憎々し 気な演技とキレっぷりと風貌が、『トレインスポッティング』のロバート・カーライルのハマリ役、 ベグビーそっくり。 でも、犯人とっても馬鹿なので何でもアリ(どんな展開にでも持っていける)というのはいただけない(2001年5月27日)
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