[コメント] リスボン物語(1995/独=ポルトガル)
例えば本作のように、ヴェンダース作品に見られる「批評性」は時に私を苛立たせることもある。何故そこまで映画に対して自分の位置を表明したがるのか、と。それはこの作家なりに「映画」と闘争するための術なのだ、と最近になり理解できたが。そしてまた、マドレデウスの演奏シーンや録音シーンにおける美しい時間の使い方などを観ると、この監督はやはり支持せねばならない存在だとも思わせる。
(赤い戦車)
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