[コメント] ザ・コンテンダー(2000/米)
発する言葉だけでなく、沈黙もまた雄弁な言葉なり!政治の決着はそんな「言葉」でつける、という高潔な理想を、見事ドラマ化! 素晴らしい!
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
ラニヨン議長(ゲイリー・オールドマン)とハンソン議員(ジョアン・アレン)の、互いの信条を賭した丁丁発止のやりとり、大統領の巧みな演説と老練な駆け引き、その言葉の数々。誰もがおのれの政治的利害を賭けて発する「言葉」が、もちろん陳腐なわけはないが、最後まで打算のない信念を貫くハンソン議員の「言葉」が、だからこそ、その中でひときわ輝きを放つのだ! スクリーンプレイ出版社には、ぜひ次はこの『ザ・コンテンダー』の出版をお願いしたい。
それだけに、ハサウェイ知事が、実は始めから悪人だったという設定には少しガッカリだが、FBIエージェントの女性(キャスリン・モリス)もとびっきり可愛かった(クラリス・スターリングに次ぐと言っていいだろう)ことだし、全然オッケーですよ!
大統領モノ(今回は主演ではないが)にハズレなし!と言っておこう。
80/100(01/12/10記)
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。