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[コメント] パール・ハーバー(2001/米)

零戦(考証もゼロ?)だけは格好良く見えた。ソープオペラ以下の愛と友情を宣伝文句にもってこざるを得ない状況が、涙を誘った。本編は泣けなかったけれど(もちろん苦笑すら出なかった)。3人の心の移りゆく様をもっと説得力あるように描けていたなら!
chilidog

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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日本人の描き方、アメリカの御都合主義うんぬん<以前>にメインの3人の描写が不快。ここをもっと「ちゃんと」描けば、前の2つをさしひいても充分満足を得られる映画になったはず。というよりたぶん高得点つけたかったなと。この監督にそんなものを求めっちゃ〜ぁいかん、ちゅう事か。どうも肌に合わないらしい。

とても米国本国では口にできない、いけない?カタルシスのみ残る。 ほんとにいや〜な後味だ。

<2002年05月 追記> 上にも書いたのですが念のため。日本軍&日本人の描写に関しては 多少の違和感は感じたにせよ怒りは湧いてこなかったんですよ。 日本人が描く外国人や戦争映画だって似たり寄ったりなもんです、とも思ったし。

そんなことより何より、やはりメイン3人の描写ですよ!ここがとにかく不快だった。説得力と魅力ゼロ。『ザ・ロック』のエド・ハリス にはまだあったぞ。役者の格の違い?

このメイン3人の心の移りゆく様をうまく描けていたら、たとえ非国民と後ろ指差されようともっと高得点をあげていたと思います。もしくは「ドラマ部分一切無し」とかね。でも、あくまでも「コレ」が主題だそうで。いやはや。 エピソードを詰め込み過ぎた感のある前作『アルマゲドン』 (この作品も連続物のテレビシリーズだったらエールを送っているよ!) に比べてずいぶんと話を絞り込んではきているけれど、こうスカスカではね…。

まあ今後は気をつけてジェリー・ブラッカイマー / マイケル・ベイ のコンビには近寄らないようにしたいと思います。

(評価:★2)

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