[コメント] パール・ハーバー(2001/米)
かなりいい、マイケル・ベイの最高傑作かもしれない。真珠湾攻撃シーン以降は気持ちのいいほど失速し、やはりこの監督に3時間持たせられるほどの力量はないと実感してしまうわけだが(そもそもこの真珠湾攻撃シーン自体がやたらと長い)。人物の心理描写が薄いのはむしろ美徳である。そんなものを執拗に描かれたなら今よりずっとグロテスクな映画になったに違いない。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ドッグファイトはコクピット内のクローズアップを連発するという平凡な描写にとどまってはいるものの、背面飛行をさせる、煙で渦を巻かせるといったプロペラ戦闘機の魅力を引き出す最低限の演出は試みられている。何よりマイケル・ベイお得意の爆破・破壊演出は絶好調だ。水没しかけの軍艦を用いたプチ『ポセイドン・アドベンチャー』的展開にも貪欲なエンタメ精神を感じる。
一番好きなシーンはベン・アフレックとケイト・ベッキンセイルとの回転ドア越しの別れの場面だが、それだけにこの後ベン・アフレックが平然と生還してしまうという展開は許しがたいものがある。こういう馬鹿馬鹿しさも決して嫌いではないのだが。
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