[コメント] ディア・アメリカ 戦場からの手紙(1987/米)
作られた映画にはない凄み。そこに物語がない重さ。
豪華な声優陣やサントラがこの映画の本質ではない。それは皆さん御存知かと思う。あくまでも主軸は戦場の手紙であり映像である。ヴィジュアルで特に強烈だったのは、シャワーを浴びながら尻を出したりして仲間を笑わせていた男。その男は次のシーンでは死体となっている。この欠落した物語が余計に手紙の本質を表していたと思う。あの映像の持つ凄みは作ろうと思って作れるはずもない。一見無味な映像にもメッセージがあるこの映画には沢山の製作者、兵士たちの伝えたいこと、伝えたかったこと、がつまっていた。
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