[コメント] ハロー、アゲイン(1999/英)
「主は与え、取り去り給う」。魂はめぐる。〔3.5〕
空を切裂く轟音、地を虫食む疫病の狭間。
生も死も、闇も光も、白も黒も、邪も聖も、清も濁も全てが表裏一体で混交しあう現実の中で瞬いては消えていくもの。
そこに寄り添う「マリアさま」の愛。それは死病に取りつかれた弟の額にそっと寄せられた少女の唇に宿っている。
魂はめぐる。
「感受性」というのは、物言わぬ静かな顔にこそ息衝いている(と、思う)。
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