[コメント] エクスカリバー(1981/米)
好きになれる要素満載なのに、微妙に好きになれないんだよなあ。
ファンタジー系の話が大好きなので、「アーサー王と円卓の騎士」の映画化といえばそれで好きになるための条件の半分はクリアしたようなもの。
でも、なんとなく、この時期の映画に特徴的な音楽の使い方とか、戦闘シーンの淡泊な描き方とかが好きになれなかったなあ。
あと、やっぱり話を突っ込みすぎていて全体的に展開が早過ぎるような印象を受けるし。登場人物の心情の移り変わりを観察する余裕がないというか。特に聖杯の探求とか、ちょっと省略されすぎでないの、とか思ったり。
ま、そういう点を差し引いても、面白いことは面白い。こういう時代の「伝説」っていうのは、お話の出来事や物事一つ一つに隠された意味や象徴するものがあるように思えて、不思議と奥行きが感じられる。
それにしても、この映画単体で見るとエクスカリバーっていうのは、よくある「聖剣」というイメージよりも、「持つものを不幸にする呪われし剣」って感じがするなあ。きっと「権力」の象徴なんだろうね。
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