[コメント] ピストルオペラ(2001/日)
前半は良いとして後半になるといい加減飽きてくる。アボガドの刺身を三食続けた感じ
ある野山の風景画を小学生100人に描かせたとする。
そうすると80人は現実の風景を忠実に描こうとするだろう。価値基準は「いかに本物っぽく描くか」。
残りのうち13人はワザとマンガ風に描いたり30秒程度で描いて「こんなくだらないことよりも遊びたい」などと無意識に競争を放棄する手抜き派。
残った7人中5人はその風景から何を感じ取ったかという「感情」を絵にたくそうとする。例えば観光客が捨てていったゴミとかをことさら絵の中に大きく描写したりそこに居もしないタヌキの家族を描いたり…。(あー、どこかのアニメのようだな…)
さて残りの2人のうち1人は真剣に描いてるんだがちょっとずれている奴で木の枝が下にばっかり向いていたり太陽が眩しくて見えなかったからその周辺だけ何も描かれていなかったり描き始めた時の木の影と終わったときの影を両方描いたりして同級生から小学生的常識で笑われる天然君だ。
そして最後の1人は天然君以外のやり方は全て網羅出来る秀才だ。
ところがこの秀才の中に天然君の描き方に強烈なあこがれを抱いていてそれを理屈で作ろうとする奴がたまーにいる。そのスタンスを非難する気は無いが(多くの天才はこの部類だと思う)この場合バランスが評価の別れ目となる所は注意したいところだ。バランスとはつまり秀才であることがばれちゃいけないってことよ。
と、嬉々として奇抜な野山の風景画を描いている秀才小学生に説教したくなった俺
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