[コメント] エド・ゲイン(2000/米)
『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』のような現実的な怖さはあるにせよ、面白さという点ではかなり物足りない。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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猟奇殺人犯エド・ゲインの犯罪を描いた映画。
同じエド・ゲインを描いた『悪魔のいけにえ』とは違い、ホラー映画と言うより再現記録のような印象がある。
人付き合いが下手な男が次第に母の亡霊に翻弄され、狂気へと走っていく様子が淡々と描かれていて、人を殺して、皮を剥いだり、死体を墓から掘り返したりするのもまるで日常のように行ってしまっているところが恐い。そのあたりをエド・ゲイン役のスティーブ・レイルズバックが実に自然に演じている。
ただし、映画としてみた場合、エド・ゲインの行動を普通に描いてしまっているため、ドラマ性がなく、また恐怖シーンの演出もないため、『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』のような現実的な怖さはあるにせよ、面白さという点ではかなり物足りない。
その他、気になった点としては、史実を追っている割には、時間軸がおざなりで、実際にはそれぞれの殺人の間には数年の期間があるのだが、映画の中では連続殺人のようになっていて、その手口もすぐに警察にばれそうな稚拙なものなのに、すぐにばれなかった理由が映像からはわかりづらいところ。
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