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[コメント] リリイ・シュシュのすべて(2001/日)

ジョン・レノンの死亡時刻に生まれたリリィ・シュシュ。っても、日本とアメリカの時差を考えると、カリスマ性が薄まるってもんです。
ピロちゃんきゅ〜

「これがリアルかよ(怒)!」と言いつつ、「はなっからリアルなんて期待してなかったよ、ははは。」と力なく笑う。

うわっつらだけの映像だけのお話。第一、自慢の映像美が素晴らしいかっつったら、そんなほどでもない。せっかく良いショットを撮っても人物の撮り方と演出がヘタでそっちが気になっちゃうんだな、きっと。それと容赦のない音楽も。オレにはリリィ・シュシュがリアルに感じれなかったよ。上っ面な音楽だなーなんて。みなさん既におっしゃってますが、そんな音楽のたるい所がこの話自体のレベルを物語ってしまう皮肉。このミュージシャンに対して少しでも神秘性なりカリスマ性なりを感じさせる事さえできれば少しは評価も上がっただろうに。監督は音に関してはとことんシロウトなんだろうか。もっとうまく誤魔化してやってくれってなもんです。(たぶん)よく知らずに「音楽のカリスマ」ってだけでビートルズの名前を出し、続けて比較対照するのがUAとかリンゴかいな(泣)。エーテルエーテル。チュンセとポウセはエーテルに溢れてたけどなー(泣)。泣いてばっかだな。

ちなみに、オキナワのハンディカム。酔いもしなかったし酷いとも思わなかったけど、どんな事件が起こってもカメラを廻し続けるそのウソっぽいリアルさに「ブレアウィッチかよ!」と突っ込みコメントを投入しようと思わせたが、あまりにも話がオキナワからそれて行っちゃったんでヤメ。前半も長いがオキナワの話もムダに長い(市川実和子さんだけナイス!)。しかし、さらに2学期からがもっと長い。しかもムダに重い。岩井監督の作品はもしかして10分がいい所なんでは?という事で次回作の10分映画(もちろん皆しってるよな)におおいに期待を寄せる今日この頃であった(笑)。

(評価:★2)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)アルシュ[*]

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