[コメント] バニラ・スカイ(2001/米)
顔、というテーマですかね。それともモネですかね。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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映像の中に色々なおまけを落とし込むキャメロン・クロウ監督は楽しめる。
映画は同じことを絶えず繰り返す。同じ夢を繰り返す。そして実体のない現実。これはないかなか計算されたストーリーでホント、楽しかった。
見ているうちにキューブリックがよぎった。私生活だけが生きる手段である主人公が次第に恐怖へ陥ってゆく姿。自分の姿の変化によって世界が変わり、自分も変わる。相手も変わる。この恐怖だね、面白いね。
ヒントがなかなか出てこないんだけど、母親が買ってくれたモネの絵というのがこの映画の全てを救ってくれる。バニラ・スカイの意味もここで明らかになるんだねえ。
でも最後に映画の全てを解説するような終わり方には少し興醒めしました。別にそこまで細かく説明しなくても十分この映画の趣旨は伝わっていたのに、ご親切に説明が重ねられた最後のシーンで少しがっかり。
でもトム・クルーズも挑戦しているなあ。ハリウッドで最も客を呼べる役者がこういう姿を演じることは、なかなか挑戦的。かっこいいもんね。
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