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[コメント] プラットホーム(2000/日=仏=香港)

住んでて聞こえてくる生活の一場面
カノリ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







そうそう、生活音がでかいのよ。この国はね。

その中でどう見るか、見えるか。物語の必要性というよりは、完全に実際の世界を垣間見るという気持ちで。これだけやる気がなく、空虚なものどうよ。あと、あの笑える間違った流行ってどうよ。まあ、僕にとっては痛いほどわかる実世界です。

だからこの映画にストーリーとかもとめなくていいと思う。

最後に最強のネタばれ。

ボロ壁の落書きの中に「打死、賈樟柯」。よく見てれば必ず見つけられるほど、映ってる時間は長く、その字も大きい。おかげでこのときのシーンはこの文字に注意をとられ、主人公たちが何しゃべっていたとかどうでもよくなった。

これがこの映画にストーリーが必要ないという答えのような気がする。

この確信犯は、これで監督は映画であることを強調したかったのか、それとも、これがまさに現実だとさとらせようとしていろのか。完全に観客が試されているわけです。

(評価:★4)

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