日常と交差させて、天使とか悪魔とか出て来ちゃうとそれだけでワクワクしてしまうので楽しめた。逆に、その手のコンセプトが嫌いな人には、これは無しなストーリー。モダンホラー作品と言い切るには説得力を欠くし…。スピリチュアルな雰囲気重視作品です。ガーゴイルが動き出せば、ルーン文字も飛び出し、聖母も涙し、リボーン迄ある！加えてフェミニンさとタフさをバランス良く好演のべーシンガーや、子役（コールマン）も熱演。じゃ、大満足か？と言うと、文句も付けたい部分もありき。悪役の悪魔教教祖のシーウェルが丸顔で見るからに翳りも怪しさも無くてミスキャスト。せっかく他は雰囲気あるのに、こいつは無し。やっぱり悪魔は痩せぎすで鼻が尖ってないと！。イメージってけっこう大切だったりする。で、本作でべーシンガーは6度目のゴールデンラズベリー賞を受賞しているけれど、そこまでの駄作では無いです。リッチに至っては見せ場が無いけれど。