ジョニー・デップの世界。美しすぎる。

孤独な男のイケナイ趣味を覗き見てしまってドキドキするような気分を味わえたのもデップだからこそ。阿片でトンでる時の表情が、美しすぎて危険。ここで『ラスベガスをやっつけろ！』みたいにウネリ出したらブチ壊しだなぁ（笑）。刑事としての生活より、孤独な阿片中毒者としての生活ぶりをもう少し見てみたかった・・・と思う自分はデップ中毒？w

しかし、ストーリーは退屈の極みッ！ねむてェェ〜

デップ刑事と娼婦のキスシーンがメッチャクチャ嘘臭くて見てらんない。なんの気持ちも篭っとらんように見える。「愛」を感じない。人を愛するって気持ちが欠けてる登場人物が多かったように見えたのは残念。

切り裂きジャックの正体が死にかけのジジイってのも、意外と言うよりショボい。顔を見せず、不気味な声と後姿だけのジャックは恐ろしい存在感があったのに・・・正体がバレたとたん、殺人鬼のオーラがグッと下がったのはイカン。こんなのドンデン返しじゃあ無いぞ。

R-15の割にはエロもグロも直接的な描写が遠慮気味なのも気になる。

語り口のセンスが悪いので、チグハグな部分も多い。

映像も雰囲気だけでスタイリッシュとまではいかないなぁ。

題材の調理法に監督の力量が感じられず、仕上がりは退屈で魅力の薄い物語に。