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[コメント] キリング・ミー・ソフトリー(2002/英)

チェン・カイコーって、結局『覇王別姫』までの人だったのか?それまでの映画が大好きだっただけにこの映画の出来には心底悲しくなってしまう。またこれだけ酷評しときながら録画ビデオを残してしまう自分自身の男の性にも涙。
ナム太郎

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







けれど、本当にこれはないだろうって感じ。

まず全くサスペンスになっていないし、肝心の(?)エロティックな描写にしても、とてもR18指定までのものとは思えない。

「トイレに行かせて」だって?まったくどういうこと?

それに人物描写にも奥行きがないから、クライマックスのお姉さんの使い方にも全然意外性がなくなってしまっているし…。

あれだけの登場人物だというのに、あんなにお姉さんを強調してしまうと、普通何かあるなって思ってしまう。

あと、さらにさらに言わせてもらえるなら、最初の本屋のおっちゃんの視線や、地下鉄?に乗るときにあわてて乗り込もうとしながら乗れなかったあのおっちゃんは一体何?

むしろそちらの方にサスペンスを感じてしまったのは僕だけかな?

とにかくサスペンスとしては最低。チェン・カイコーの今までの映画が何だったのか本当に疑問に思ってしまう。

それこそ今まではちょっと指先に触れただけでもうダメだって感じだったのに、こんなのを撮られちゃ本当にもう終わりかな…。

今はもう2年後くらいに新作に出会ったときに、すれ違いだけで終わらないことのみを願っています。

(評価:★2)

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