[コメント] ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ(2001/米)
話が進めば進むほど“オンナ”に見えてくるジョン・キャメロン・ミッチェル。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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音楽に乗せて、歌に乗せてストーリーを語るという手法は新鮮で、みていて楽しかった。歌の中で時間軸が乱れに乱れて今なにをしているのかわからなくなるが、不思議とストーリーがつながっていく。
その話の中で、ジョン・キャメロン・ミッチェルはどんどんオンナらしく?なっていく。ヘドウィグの半生、生きてきた道のり、生きていくインセンティヴ。非常に哲学的な歌のなかで、それは語られ、観客を魅了し、ちからずくで納得させる。あの歌の数々からは、彼(もしくは彼女)の過去だけではなく、未来に向けた力強い意思を感じ取ることができた。
ラストでウィッグを脱ぎ捨てた彼(もしくは彼女)は何を想い、何を考えたのか。この映画は単なる“ゲイがバンドで大成功!”ってな映画ではなく、ヘドウィグという一人の人間の壮大なドラマだ。
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