[コメント] ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ(2001/米)
ヘドウィグの綺麗さに素直に嫉妬
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
私事ですが
おととい、昨日とずっと軽い鬱状態で(まあ落ち込んでただけだけど)、何もかも嫌だー!もう世の中なんて嫌い!人間ってなあにーと思っている時に、録ってあったこの映画を見た。
自分になるということ、自分でありたいということ。ヘドウィグが問い続けるテーマに、いつの間にか引き込まれて、自分のことなんて忘れていた。自分がヘドウィグになっていた。
男の人が好きだからホモになって、それも本当の自分ではないと気づいて。本当に、本当の自分って何なんだろう。空中には空気しか無いの?じゃあ、ヘドウィグが姿を変えても追い続けたものは何なの?私が、私たちが生きて追い続けなければならないものは何なの?
何か見つかると信じて映画を見続けて、最後にトミーが言った言葉は私にとってゼウスの雷にも似ていた。私の中で何かが引き裂かれた。
この映画に救いがあるのかどうか、私には判らない。でも映画を見終わったとき、私は明日という日があることを冷静に受け止めることが出来た。何でか判らないけど救われた気がした。あんなに衝撃を受けたのに。なぜか。感覚では判る。でも、これを言葉にすると野暮になるから言わない。
昔々、人間は2人の人間がくっついた格好をしていてね・・・と言ったのはプラトンです。あしからず。
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